レインボー通信
◆2007年9月14日発行 
(第10期−第2号)
インドでの話し合い 〜宮崎理事レポート〜

先日の総会で理事に就任下さった宮崎千里さんが、この夏、レインボーホームを訪問。五十嵐理事長、会員でコルカタ在住の井上須美子さん、インド側役員3名の、計6名で話し合いの場を持ちました。その時の様子を、宮崎理事から報告いたします。
8月16日(木)午前中、先ず井上須美子さんと私で、レインボーホームを訪問。日本人がレインボーホームにはいれなくなってから、ずいぶん経っていたので、中は一体どうなっているのだろうと、内心どきどきしながら訪ねたのですが、彼らの健康そうな体格と変わらない笑顔を見て、少しだけほっとしました。ただ、シヴァとラジューが、まるで取り巻きのようにジャー氏の横にくっついて離れないなど、気になる場面もありました。
その後、子供たちに引っ張られて、部屋を見て回りました。日本人の訪問を意識してか、ゲストルームだけが妙にきれいに整えられ、一方子供たちのベッドルームや教室は老朽化が進んでいましたが、想像していたような、すさんだ感じや荒れた様子は見られず、以前はなかったヒンドゥー教の神様の像が、廊下の突き当たりにきちんと並べられていたり、女の子のシャワールームが男の子の部屋とは別の階に配置換えされていたり、マザーは一人だけと聞いていたのに、実際は通のマザーを他に二人雇っていたりと、彼らなりに改善の努力はしているように見受けられました。事務棟の方にも足を運び、4階の建築途中の部屋は、いずれ子供たちの職業訓練用に使う予定であるとの説明を受けました。
同日午後、五十嵐理事長とインド側役員3名も加わり、計6名でミーティングをしました。まず五十嵐理事長の方から、このミーティング後に何も改善が見られなければ9月末には送金をストップする旨、インド側にもう一度伝えました。次に私の方から、先の総会で日本の会員は、ホームの現状を知り、子供たちのことを非常に心配していること。自分はインド側の話しを聞き、そして日本の役員と会員の要求を伝えるために、ここに来たこと。今後のことは、そちらの姿勢を見て総会が決定するということを強調しました。
詳細は省略しますが、日本側からの要求として、日本人駐在員の常駐を認めること、試算表(月1回)、決算書・予算案・事業計画書(年1回)を作成し日本側に報告すること、子供を受け入れるときは厳重に調査し、引き取らなければ生きていけない子供のみを選ぶこと、子供たちの職業訓練について早急に具体案を提出すること、などを伝え、それらについては前向きな回答が得られました。
子供たちのことを心配し、理事会の動向を不安なお気持ちで見守っていらっしゃる会員の皆様には、本当に申し訳なく思っております。またレインボーホームがこんな状態であるにもかかわらず、変わらず支援を続けて下さり、心から感謝申し上げます。今回のインドでの話し合いも考慮し、10月初めの理事会で、今後について決めたいと思います。追ってご報告申し上げます。(宮崎)
 レインボー訪問期
レインボー・ホームに行ってきました。
9月6日、「インド心の旅」のメンバーの希望で、子ども達が学校から帰る時間を見計らい、レインボー・ホームを訪問しました。
子ども達は、見るたびに大きくなっていて、お姉ちゃんたちは素敵なレディに変身、男の子の中にはうっすら髭が生え始めている子もいてビックリしましたが、どの子も元気いっぱい。相変わらずのキラキラ瞳と愛嬌の良さに、旅のメンバーはみんな大感激。帰りの車の中でも、「可愛かったぁ〜!」「たのしかった!」と大満足の様子でした。
皆さんの感想をご覧下さい。
今回は2回目のレインボー・ホーム訪問でした。
以前、施設に伺った時は、TVにみんな夢中で、ほとんど関われずだったのですが、今回は皆さん一同に横一列に並び、笑顔で迎えてくれました。
日本語で「こんにちわ」と挨拶してくれる子や、お土産のアイスクリームを食べていて落としてしまった子に自分のアイスを分けてあげる子など様々だけれど、みんなとてもキラキラとした目で私たちを迎えてくれました。縄跳びや鬼ごっこ、写真を撮ったりして遊びました。
午前中はマザーの施設でボランティアワークでハードスケジュールの後の訪問だったので、ヘトヘトで体力の限界すら感じていましたが、不思議なことに子ども達と関わる中で心からパワーをもらえたのか、子ども達と真剣になって遊び、笑わされていました。
経済難で親と一緒に過ごせない子ども達と聞いていましたが、思いの以上にみんな明るくフレンドリーで、温かかったように感じます。一人ひとりが支え合い、思いやった家族として、このレインボー・ホームを作っているのだなと思いました。
14才の女の子に2人きりになった時、「Are you happy?(あなたは幸せ?)」と率直に尋ねてみました。「もちろん!」彼女はハッキリと満面の笑顔で答えてくれました。経済力がなくとも、親と離れて暮らしていても、「このキラキラした目は‥」「パワーを与える力は‥」「一人ひとりにたいする思いやりは‥」彼らはもしかしたら寂しさから学んだ愛情を持っているのかなと感じ、私も愛する家族のことを思い出しました。(A.K.)
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レインボー・ホームの子ども達は、元気いっぱい、あふれんばかりの笑顔で私たちを迎えてくれました。戸惑うまもなく「アンティ!(お姉さん)」「アンティ!」と何人もの子ども達が、次から次へと私に接してくれました。
どの子も目がらんらんと輝いていて、単に子どもだからという以上のエネルギーをビシビシと感じました。親元を離れるという深い悲しみを経験した子ども達が、レインボー・ホームで自分は必要とされている、愛されているとわかり、心の居場所を見出した故の強い輝きであるように感じました。中には、「教師になりたい」と言った子がいました。夢をもてるようになったこと、本当に素晴らしいことだと思います。そんな子ども達が、限られたわずかな時間でも私を必要としてくれたことは、大きな喜びとなりました。
私のことを気に入ってくれ、名前を聞いてくれたこと、名前を何度も呼んでくれ、絶対に又会いに来てと言ってくれたこと。たくさんのパワーをもらいながら、心の底から楽しいと思える時間を過ごせて、とても幸福でした。
ありがとうございました。(E.H.)
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9月6日、インド心の旅に参加中の私たちは、レインボー・ホームを訪問することになった。子ども達が学校から帰ってくる時間に合わせたため、到着した時刻は太陽が赤く染まる頃だった。
連日の暑さと疲れで体調をくずしていた私だったが、出迎えてくれた子ども達の笑顔を見たとたん、疲れが一瞬にして吹き飛んだ。
はにかみながら「こんにちわ」と挨拶してくれる子、満面の笑みで「ナマステ」と手を合わせてくれる子。皆個性は様々だが、大きな漆黒の瞳はどれもキラキラと輝いている。私たちも心を全開にして、無心になって子ども達と遊んだ。縄跳び、フリスビー、ボール投げ。見渡すと、旅の仲間も光を反射したように目をかがやかせ、汗まみれになってはしゃいでいた。
どれくらいの時間遊んだだろうか。カメラを取り出すと「写して!」と子ども達が駆け寄る。押し合いへし合いの撮影大会になったのだが、子ども達はきちんと譲り合い、思いやり、いたわり合っているのに気づき、私はいたく感動した。
ふと中庭の方を見ると、一人の少年がじっと空を見つめていた。私も空を見上げると、小さなカイトが遠く夕暮れの空に飛んでいた。少年は目を細めることもなく、見開くこともなく、ただそのカイトを大きな瞳で見つめていた。その先には、本当は何が映っているのだろうと考えて、私は胸が詰まった。もしかしたら、わたしがあるいたコルカタの街のように混沌として、霧がかかった未来かもしれない。それとも、希望にあふれた未来かもしれない。想像してみても、私なんかには計り知れない。
私は人生で道に迷ったり悩んだりするたびに、よく空を見上げる。その時の私はどんな目をしているだろうかと、考えた。この少年のように澄んだ目をしているだろうか?これは日本に帰ってからの私の宿題になった。
すっかり日が暮れて、私たちはレインボー・ホームを後にした。いつまでも手を振ってくれた子ども達の笑顔は、今も私の胸で光り続けている。私はコルカタに来て、たくさんの宿題を持ち帰ることになりそうだが、再びレインボー・ホームに来る時には、たくさんの答えを持って、子ども達に会いたいと思う。そして、この先どんな迷い道で立ち止まっても、空を見上げる時には、あの少年のように澄んだ目をしていたい。強くそう思って、心から子ども達に感謝をした。彼らの未来に、溢れるほどの神の祝福がありますように。(M.K.)
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コルカタの喧騒の中をタクシーで走り、約一時間‥。
すっかり疲れきっていた私は、子ども達に出会うまでは、何もする気がありませんでした。
でも、レインボー・ホームに着き、子ども達のキラキラ輝く目と笑顔で‥、私の体のどこにこんな力が残っていたのかと思うくらい元気を取り戻せました。そんな不思議な力がある子ども達でした。素直で、人なつっこい顔で来られると私の方がいやされ、心の中が温かくなっていきました。
こんな時間を持てたことに感謝の気持ちでいっぱいです。この子ども達に逢うため、又このインドの地を訪れたいと思います。
本当にありがとうございました。(E.O.)
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インド心の旅の方達と共に、レインボー・ホームに2年ぶりに行ってきました。みんな大きくなっていたけれど、かわいらしさは変わらずというより、前回以上でした。
みんな成長した分、これからのことも少し気になり、ビジャータやマラに「将来何になりたい?」と聞いてみると、二人とも恥ずかしそうに、ビジャータは「Doctor(お医者さん)」、マラは「Teacher(先生)」と言っていました。もちろん、本人たちの努力が一番だけれど、「努力すれば、夢はきっと叶う」という希望を、レインボー・ホームの子ども達に持ってもらいたい。その為に、日本で私のできる働きを一生懸命させてもらおうと、結局子ども達から元気をもらった私でした。
(レインボー国際協会職員:白倉利恵)
白倉さんは4月20日から、前任の吉田さんに代わって東京事務所で職員として働いてくださっています。活動やイベントが土曜日曜に多いので、お休みがほとんどないのですが、愚痴もこぼさずやってくれます。私が仕事で焦っている時も、困ってくじけそうな時も、「大丈夫、大丈夫。なんの根拠もないけど‥」と笑って、いつも前向きな彼女です。これからも二人で頑張っていきますので、どうぞ、よろしくお願いいたします(志保)
 お知らせと報告
スジャータ村の子ども達に衣類と学用品を届けました。
8月29日「インド心の旅」の途中で訪れたスジャータ村で、村の貧しい子ども達に衣類と学用品を届けました。学用品は愛知県の駒方中学の生徒会の皆さんが集めておくって下さったものです。又、衣類は長野県で美容室を経営なさっていらっしゃる林さんが、お店のお客さんに呼びかけて集めて下さった子供用衣類です。「写真を撮りたいから、ちょっと待って」の呼びかけも聞いてもらえないほど、我先にと手を出してくる子ども達のたくましさに、旅の参加者は圧倒されてしまいました。
NPO法人レインボー国際協会の活動予定

秋には、いろいろなイベントが目白押し!たくさんのボランティアさんを募集中です。
数時間でもご一緒に参加いただくことで、より身近に関わりを感じて頂けることと思います。ご都合の良い日時を事務所までご一報をお願いいたします。
〜 イベントの日程 〜
★9月16日(日)〜20日(木) 写真展「アジアのこどもたち」
練馬文化センター2階ギャラリー 10:00〜19:00 マザー展も併設
★10月6日(土)・7日(日) グローバルフェスタJAPAN2007
日比谷公園 10:00〜17:00 活動紹介とインドの国際用品の販売をします
★10月20日(土)・21日(日) 第3回NPOまつり2007
代々木公園 10:00〜16:00 活動紹介とフリーマーケット(21日)
★11月1日(木)〜8日(木)ただし5日(月)は休館日 マザー・テレサ活動展
アミュー立川地下1階ギャラリー 10:00〜19:00 最終日(8日)は17:00まで
★11月3日(祝日) 五十嵐薫講演会「マザー・テレサの真実」
アミュー立川地下1階サブホール 14:00〜 ビデオ上映もあり
★11月17日(土)・18日(日) 第5回府中NPOボランティアまつり
京王線府中駅前 10:00〜16:00 活動紹介、国際品販売とフリーマーケット
フリーマーケットで販売する品物を募集中です!
お家で眠っているお歳暮やお中元などの贈答品、キャラクターグッズ、雑貨品など大歓迎!!
また、10月21日のフリーマーケットで車を出して頂ける方いらっしゃいましたらどうぞ協会までご連絡ください!
*** 編集後記 ***
急用のため、8/24〜9/8まで渡印しました。いろいろと考えさせられること、これまでの自分の常識では考えられないことなどたくさんあって、今でも頭の中が混乱しています。でも、インド大好き!詳しいお話しは、次回に。(五十嵐志保)
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