レインボー通信

◆2007年1月22日発行
(第8期−第2号)


マザー・テレサ展 開催 2007年日印交流年にあたって

日印交流年外務省認定ロゴマーク

 新年1月6,7日に、府中市のギャラリーを借りてマザー・テレサ展を開催しました。初日の6日はあいにくの雨模様。いったい何人の方が来てくださるだろうと思っていましたが、2日間の来場者数は約300名。予想を遙かに超え、とても嬉しく思いました
 今回の企画では、たくさんのボランティアさんが準備の段階からお手伝い下さいました。今まで21年間の『インド心の旅』で撮った夫のオリジナル写真がたくさんあります。そのマザー・テレサの写真の中から、「これがいいんじゃない?」、「これもいいわよね!」と選ぶのも大変でした。(笑い)
 このようなマザー・テレサ展を、ご自分の身近でやってみたいと思われる方は、今回の展示会で使用した写真や資料を、無料でお貸し致します。事務局までご連絡下さい。(五十嵐 志保)

 私達のNPO法人の会則の第3条には『この法人は、開発途上国の貧困に苦しむ人々に対して、国際協力およびそれに付随する事業を行い、国籍・民族・宗教・思想を超えて、人間の生命の尊厳を遵守し、自己啓発と真の世界平和に 寄与することを目的とする』とあります。
 私が特定非営利活動法人レインボー国際協会を立ち上げるときに提唱したスローガンの中心には『この世でいちばん貧しいのは、飢えやお金がないことではなく、自分が必要とされていないことです』とおっしゃったマザー・テレサの言葉があります。私たちの活動の基本は、「必要とされていない」と思っている人達に、「あなたは必要な大切な人」と伝えていきたいということにあります。
 先日未明、目が覚める直前に、夢の中にマザー・テレサが現れました。そして、ヒンズー語で「チョティ・ワラ」(小さな働き手)になりなさいと言うのです。私はびっくりして、「何?これ」と言いながら、飛び起きました。すぐにそばで眠っている妻を揺さぶり起こし、夢の話を聞かせました。
 その時には意味がわからなかったのですが、これからの自分の姿勢、レインボー・ホームの運営、いっさいの動き方の方向をマザー・テレサがたった一言で現してくださった初夢でした。(五十嵐 薫)




今年のサンタクロースは、誰?

 子ども達がとっても楽しみにしているクリスマス。今年も、レインボーホームにたくさんのプレゼントを持って、サンタクロースがやってきました。

レインボーホームを訪問

 私がインドでホームの子ども達に会ったのは、ちょうど2年前。しばらく会っていないうちに、どんなに変わっているかしら?大きくなった子ども達に、知らんぷりされたらどうしよう。ドキドキしながら、25日のクリスマスにホームを訪ねました。 今回ホームを訪れたのは、夫の五十嵐と私、我が家の次女の仁美、青森で保育園の園長先生をなさっている三浦テツさん、小金井市在住でヨガの先生、藤井紀久代さん。  子ども達にとって馴れた人ばかりだったので、特に緊張したりする風でもなく、元気にむかえてくれました。

久々の対面に、「あら、ルパリ大きくなったねぇ」、「ラジューやラフールは声変わりしてる!」、「マラやピンキーはすっかり大きくなってお姉さんだね」と、みんな大はしゃぎ。自分の名前を覚えてもらっているかしらと、期待しながら聞いてくる子ども達。きらきらした瞳に見つめられ、できるだけ間違えないように、「ちゃんと分かっているよ、あなたは私の子だもの」と言いたいのに、やっぱり間違ってしまいました。 「あなたは、ピントゥでしょ?」すかさずしょうがないおばさんだなぁというように、肩をすくめて笑いながらビクラムが、「ノン、ノン、アイアム、ビクラム」 「わぁ、ゴメンゴメン。ビクラム、ソーリー」(わかってたんだよ。でも口が勝手に言ってしまったんだよ。ゴメンね、ビクラム)でも、ビクラム、あなたは相当しつこい性格だね。それからは会うたびに、笑いながら、「アイアム、ビクラム!」だって。

お昼ご飯を食べる子ども達  楽しいお昼の時間。子ども達の大好きなマトン・ビリヤニ。え〜っ!こんなにいっぱい、食べるの?ディパそんなに食べて大丈夫なの?うるさいおばさん達、(私達のこと)

 どう、これ食べてくれない?とおかわりを勧められたディポックはオナカいっぱいとげっぷをしてみせる。それからは、仁美とディポックのげっぷ競争。仁美の連続げっぷ対ディポックの大きなげっぷ。みんな大笑いで、大いに盛り上がった昼食会でした。

サンタの登場! さあ、場所をお祈りの部屋に移して、いよいよクリスマス会の始まりです。 小菅小学校の5年生の皆さんや、何人もの方からご寄付をいただき、バンコクから通学用のリュックサックを買っていきました。 クリスマス会前日には、マーケットに行って女の子のためのペンダントやピアス、みんなで一緒に遊べるゲーム、クリケットやバドミントンのセット、ボーリングゲーム、縄跳び、ブーブーという音の鳴る小鳥の笛、もちろん大きなケーキも買いました。

アクセサリーがお気に入りの様子  いつもなら五十嵐サンタですが、今年のサンタクロースは藤井さん。眉も髪の毛も白い綿で覆い、声を出しちゃダメだよの変装も、子ども達にあっという間に見抜かれてしまいました。「藤井アンティ!」「藤井アンティだよ。」

サンタさんにプレゼントをもらって子ども達はとても嬉しそう。おしゃまな女の子達はやっぱりアクセサリーがお気に入り。「どんなのもらったの?」、「みせて、みせて!」、「すてきね。わたしのもみて!」とみんなお互いに見せ合っては、ニコニコ。

プレゼントにおおはしゃぎ  男の子達はクリケットにわくわく。早く使ってみたくて、うずうずしているのがよくわかっておもしろい。藤井さんが用意してくださった子ども達一人ひとりへのカードつきのプレゼントも三浦さんのチョコレートやキャンディも、みんなとても喜んでくれました。意外に人気だったのが、小鳥の笛。ブーブー鳴らしては大笑い。

 ケーキタイムの後は、さっそく庭に出てそれぞれにもらったばかりの縄跳びやクリケット、バトミントン、フラフープなどで遊びました。おばさんボランティアさんも大ハッスル!バトミントンをしたり、フラフープを回して見せたり、大もてで汗だくになって、子ども達と一緒に遊びました。

遊びに夢中  三浦テツさんの言葉、「こうして子ども達が喜んでくれる。子ども達を知っているボランティアさんが何回もホームに来てくれることで、この子達は『私を見守ってくれている人がいる』と感じることができるのではないかしら?私はこれからも毎年来ようと思っているの」 子ども達のこの幸せそうな笑顔がいつまでもいつまでも続きますように。(五十嵐志保)




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お知らせ



3/3(土) 府中市NPO・ボランティアまつり

 毎年秋のイベントとしておなじみだった府中市NPO・ボランティアまつりが、会場の都合で今年は3/3(土)に行われることになりました。府中市のNPO団体が集まり、それぞれ趣向を凝らして自分たちの活動をアピールします。
 当協会は、他の国際協力団体と協力し、国際品の販売やチャリティ・バザーなどを行う予定です。場所は京王線府中駅北口広場です。たくさんのボランティアさんを募集中です。お手伝いいただける方は、どうぞご連絡ください。


レインボー・ホームの代表にA.K.ロイ氏が就任

 いろいろな問題があり、会員の皆様には大変ご心配をおかけしましたが、この度レインボー・ホームの代表がB.K.ジャー氏からA.K.ロイ氏に変わりました。トラスティ(理事)も3人となり、民主的な会議が行われるようになりました。
 たった一つの問題を解決するのにも、日本の何倍もの時間が必要なインドのこと。当事務局ではイライラもつのりますが、良い道が示されますように共に祈りましょう。


1/16〜1/31 カフェ・ド・クロワッサンでマザー・テレサ展

 京王線府中駅北口から徒歩2分にあるカフェ・ド・クロワッサン(ギャラリー喫茶)で、マザー・テレサ展を開催。喫茶店のママさんのご好意により、ギャラリーを無料でお借りして展示しています。お知り合いやお友達を誘って、是非お出かけ下さい。(詳細は同封チラシ参照ください)
 余談ですが、ここのサイフォンで入れたコーヒーはとてもおいしいと評判。ちなみに、私はあんずジュースが気に入っています。

【連絡先】  特定非営利活動(NPO)法人レインボー国際協会
       〒183-0001  東京都府中市浅間町2-14-2    TEL:042-362-2323  FAX:042-362-8864

*** 編集後記 ***
 先日、夫に連れられ次女と一緒に旅をしたインド・コルカタのハウラ駅でのことです。まだ封をきっていないミネラル・ウォーターの大きな瓶を、小さな子どもを抱いた七歳くらいの男の子がさーっと拾い上げました。
 ばっちり目が合ってしまったので、「あなた拾ったでしょ」と私が言うと、少しも悪びれず、にっこりと笑って、「お金ちょうだい、ルピー、ルピー!」と手を出してきました。
 その笑顔がとてもかわいかったので、持っていたバナナを一本あげました。男の子は、抱っこしている小さな子にそのバナナを丸ごとあげました。小さな子どもが皮をむいて食べ始めたのを、彼は愛おしそうに見ていました。
 自分もお腹が空いているだろうに、半分じゃなくて、全部丸ごとあげた彼の優しさにホロッとして、私はキャンディーもいくつかあげました。
 私は男の子に「あなたの弟なの?かわいい?」と聞くと、(もちろん日本語でしたが)、言われたことが分かるのか、彼はもう可愛くってたまらないというように小さな子の顔に何度もキッスをしていました。
 私は、その貧しい男の子の中にとても豊かな心を感じ、自分の心の中にある貧しさに気づかされた体験をしてきました。(五十嵐志保)
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