レインボー通信

◆2006年3月3日発行
(第7期−第4号)


インド現地駐在員 2/14に渡印しました

レインボー・ホームの駐在員が決まりました。
大阪府出身の安原和子さんです。20歳代のまだ若い女性ですが、ヒンズー語と英語を話すことができます。言葉の問題で心細く思っている日本人ボランティアさんのコーディネーターとして、頑張ってくれることでしょう。




このたび特定非営利活動法人レインボー国際協会よりレインボー・ホームに行かせていただきます安原和子(やすはら わこ)と申します。昨年末まで、大阪の特別養護老人ホームに勤めていました。

本団体の五十嵐代表に初めてお会いしたのは2005年6月、お釈迦様の聖地インドのラージギールでご縁をいただいた尼僧様の葬儀のときでした。場所は渋谷でしたが、たまたま帰路が一緒になり、騒がしい街中を歩きながらインドの話をしました。あっという間に駅に着き、握手をしてお別れしました。その時が、今回のご縁の始まりですが、実は五十嵐さんの名前だけは、10年前から知っておりました。

両親がインド好きで中学1年の時に母に連れられ、弟と初めて渡印しました。コルカタでは電車を降りる駅を一駅、間違えてはぐれてしまい、母達が乗ってる路面電車の後を泣きながら追いかけたことを今でも覚えています。

その頃、私はラージギールのお寺に母と弟と一緒に住んでいて、地元の学校で一日中ヒンズー語の勉強をしていました。そこでお姉さんのように慕い、お世話になっていたのが本団体で古くから『インド心の旅』をサポートしたり、マザー・テレサのもとでボランティアしていた前田美千代(旧姓:高田)さんでした。当時私はまだ子どもでしたが、月日を経て今こうして再びインドで暮らし、レインボー・ホームの子ども達と会えることを嬉しく思います。

これからのコルカタでの生活を送るうえで、必ず悩んだりミスをしたりすることが多いと思います。その時は容赦なくお叱りいただき、皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。加藤理事さんや小山理事さん、安野監事さんにもお会いしましたが、「まずは気張らずホームに慣れるように」、と言っていただき、嬉しく思いました。
どこまでできるかわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

1月下旬、研修のために、東京の事務所に来所した安原。事務所に来られるボランティアさんたちとも、すぐうち解けて仲良くなりました。明るく、前向きな彼女に会って、私達もホッと一安心。きっと、頼もしいお姉さんになってくれることと思います。(編集部)




ピクニック同行記

「楽しいクリスマス」  金子 和江(里親)

『レインボー・ホームの子ども達へクリスマス・プレゼントを、ご一緒しませんか?』との呼びかけで始まった今年のクリスマス!たくさんの方のご協力で、子ども達はサンタクロースから、今年も嬉しいプレゼントをいただきました。一人の名前入りの鉛筆と会員の大久保さんからクッキーの詰め合わせ箱をいただいた子ども達は、とても嬉しそう!そして、とっておきのプレゼントは、インドのNGOが運営するテーマ・パークへのピクニック。ホームのスタッフやボランティアさん、スタッフの家族や『インド心の旅』のメンバー達も加わって、大にぎわいの企画となりました。


楽しい不思議なピクニック

ホームの子ども達へ、クリスマスプレゼントとして、ピクニックが計画されていました。私たちインド心の旅のメンバーも、一緒に参加できることになりました。

当日朝、7:00にチョロンギー通りで待ち合わせ。大型バスに乗ると、もうそこにはギラギラした目と大よろこびの子ども達が乗っていて、「アンティー!」「アンティー!(女性を呼ぶときに使う)」と、あちこちから声がかかります。
私の隣の席はピンキー(11才)。「朝4時に起きたの、シャワーを浴びてメイキングしてドレスアップしてきたの。」と話してくれました。口紅とペディキュア、マニュキュアもして、長〜いイヤリングつけて、ピンクのドレスを着て本当にかわいい。うわぁ〜、まずい。こちらは旅の疲れもあり、顔を洗っただけだし、ピアスも忘れてる!

あちこちでバスが停まる度に、レインボー・ホームのスタッフとその家族がぞくぞくと乗り込んできます。さすがの大型バスも満員。熱気ムンムン!ご夫人達も、とてもきれいなサリーを着ていて、思いっきりおめかししています何よりも、喜んでいる幸せそうな笑顔がとても美しい。

「ファミリーは何人ですか?」「私、結婚して15年目なのよ!私の子どもと写真とって下さらない?」「あなた、お子さんは?」等々、親しげに話しかけてくださいます。
でも、私は現地の言葉はてんでダメ、英語もお互いに単語を集めての会話だから、自然に声も大きくなって、賑やかこの上ありません。


遊園地に到着

旅のメンバーが持ってきたヨーヨー(水風船)を使って遊んだり、バドミントンやおにごっこでひとしきり遊んだ後、朝食をいただきました。子ども達は右手を使ってよく食べています。カチョーリやプーリーというおせんべいをふくらませたようなかたちのパンと、辛目のカレーと甘ーい菓子。おかわりは自由で、何回も「どうですか?」と給仕さんが回ってきました。わぁ〜、うまい!
乗り物が動きだしたので、いくつか乗ってみました。といっても、手回しも含めて乗り物は4つしかありません。それぞれ5〜10ルピー(30円未満)くらい。発動機で回す観覧車に乗ってみたのですが、これが、けっこう恐ろしいのです。安全ベルトもなく、スピードも速い、棒にギューっとつかまって「止めて〜!」と叫んでしまう程。係員の人はサービス精神旺盛でタップリ回してくれるので、おりると、もうフラフラの状態でした。

子どもと婦人だけが入れるコーナーもあり、ブランコや大型すべり台など、とても混み合っています。インドにはブランコやすべり台のある公園がほとんどないので、レインボー・ホームの子どもたちもかなり大きな子までが、大喜びで遊んでいました。日本では、幼稚園くらいの子達にしか見向きもされないような遊具ですが、子ども達はとてもたのしんだようです。私は、子どもと回転ジムに乗ってみました。はじめ怖がっていたのに、次第に大よろこびになって、“一緒に乗ってくれてありがとう”なんて言われてしまいました。

また、ここには体育館の半分位の広さの大広間があり、そこが休憩室になっているようでした。大きな広ーいソファがあり、となりには寝そべる事ができるように、枕付きのスペースも広くあります。そこでは、女性達が輪になって座り、インドのゲームをしたり、体調の悪くなった子どもを寝かしたり、多用性のある空間です。ホームの子ども達も、大きなベッドに寝そべってごろごろしたり、じゃれ合ったりふざけあったりして、愉しそうでした。

太陽が上がる前から沈んだ後まで、思いっきり遊んだ子ども達は大満足、最高のプレゼントだったことでしょう。




ノートアイコン

お知らせ




本の紹介    『世界のモンテッソーリ教育』江島正子著

著者の江島先生は、モンテッソーリ教育の研究をなさっておられます。2003年夏渡印なさったときに、レインボー・ホームを訪れ、子ども達と共に過ごしてくださいました。その時の体験も載っています。
この本は、世界各地でのモンテッソーリ教育について書かれているのですが、全編を通して、先生の子どもを見守る目の温かさ、優しさに心打たれます。
毎日小さな暴君のやんちゃにつきあって、少し疲れ気味の若いお母さんたちに、是非お薦めします。子どもを見る目がちょっと変わるかも…?
発行所:サン・パウロ 定価:1,500円+税




レインボー・ホーム訪問記

チェック!




2006年度の通常総会は5月28日(日)の予定です。
総会の後、今年は新体道の創始者青木宏之先生をお招きし、ご講演いただきます。演題は『ここに愛の道あり』
武道ではめっぽう強い先生ですが、新体道を後進に譲り、のんびりと書を楽しみながら隠居生活でもと思っていたところ、教えてほしいという人があとを絶たず、のんびりとはいかないんだよと苦笑いなさっておいでです。
新体道でも書道でも、先生の教えの根幹には、いつも『愛』があります。
詳細は、次号の通信でお知らせしますが、今から、スケジュール表にチェックを入れておいてください。


*** 編集後記 ***
  五十嵐がインドに関わり始めてから、二十年以上になります。その間、日本の常識では考えられないようなことや絶対納得できないと思うようなことが、たくさんありました。その度に、五十嵐と一緒に悲しんだり、悔しがったり…。

高校生の頃、私は教科書に書かれてある英文が文法どおりになっていないことに納得がいかず、いつも先生に質問を繰り返していました。終いには先生もほとほと困り果て、私を、『文法人間』と呼んでいたくらいです。そんな私ですが、インドのおかげで、鍛えられ、ずいぶん柔軟な考えができるようになったし、耐える力も付いたのではないかと思います。人生、全てが勉強ですね。(笑)

つらいことがある度に、私はラインホールド・ニーバーの祈りを思い、慰められました。。

神よ、
私に変えることのできないものは、
それを素直に受け容れるような
心の静けさを!
変えることのできるものは、
それを変える勇気を!
そして変えられるものと
変えられないものとを見分ける知恵を!
この私にお与えください。
(五十嵐志保)
このページの先頭へ戻る