レインボー通信

◆2005年5月5日発行
(第7期−第1号)


二段ベッドに大喜び  〜仲良くペアで「おやすみなさ〜い」〜
いい夢見れるかな?

設置された二段ベッド

 外務省の「日本NGO支援無償資金協力」のおかげで、子どもたちの生活が改善されて、みんな大喜びです。
 以前には、大きなベッドにごろごろとざこね状態で寝ていた子どもたち。寒い時期はくっつき合いながら寝るのも良いものですが、暑い時期の多いインドではただでさえ体温の高い子どもたち、部屋中汗くささと熱気でムンムン!
 もちろん、衛生面でも問題が多発していました。シラミやとびひが流行って、ホーム・マザーやボランティアさんたちが、シャンプーをしたり薬を付けたり大騒ぎしても、むなしく空回りなんてことも…。がんばってもおねしょをしてしまう子どもは、どんなにか肩身が狭かったことでしょう。
設置された二段ベッド  「みて〜」「ここが私のベッドよ」「私たち一緒に寝ているの」新しいベッドは、子どもたちの自慢です。
 でも、大きなベッドに一人では、ちょっと淋しいのかしら?今は、大きな子と小さな子が二人ずつペアになって、一緒に寝ています。大きな子はしっかり下の子の世話をし、小さな子は上の子に甘え、本当の兄弟のようです。なかなか寝つけない夜には、お話しを語ってあげたり、暗闇を怖がるおちびちゃんには、手を握ってあげたり‥そんなほほえましい夜を過ごしているのでしょうか?




女の子

みんなでインドに行きましょう!
ナマステ!レインボーの子どもたち


宮崎ママと子どもたち(紫乃ちゃん、あかねちゃん)
春休みのレインボー・ホーム訪問記

 こんにちは。宮崎千里です。今朝の便で無事帰ってまいりました。お陰様で、3人とも体調をくずすことなく、本当に楽しく、満ち足りた毎日を過ごすことができました。
カラテをする紫乃ちゃん  レインボー・ホームの子どもたちには、まいりました。もうメロメロです(笑)。それにしても、何故ああも屈託のない笑顔が作れるのでしょう。悲しいときには悲しい顔、楽しい時には楽しい顔…感情豊かで、パワフルで、時にはかなりしつこく、しぶとくて…。本当に魅力的な子どもたちでした。
 紫乃は、持参したメンコに、大きい男の子たちが、思った以上に夢中になってくれほっとしたようでした。
カラテを教えてもらう子ども達  「シノチャン、カラテ!カラテ!」とせがまれて、引っ込み思案の紫乃もその声に押され、みんなの前でやって見せていました。もちろん、囲碁は毎日欠かさずやり、学童クラブでいつも優勝していたのに、シバやラジューに、太刀打ちできず口惜しい思いもしました。
 あかねは色白でプクプクなので、ホームに足を踏み入れるなり、ほっぺをつねられたり、キスをされたり、もみくちゃにされていました。一瞬たじろいでいましたが、元来人懐っこい性格なので、いつの間にかキッチンにいるマザーの間に座って、一緒にプーリーをこねていたり、女の子の部屋の二段ベッドの上段によじ上っていたり…。
 3人それぞれに楽しい思いをさせていただきました。今回はたった3泊でしたので、あっという間に過ぎてしまい、うちの子達も後ろ髪を引かれる思いだったようです。紫乃が「お父さんには早く会いたいけど、もっとインドにいたかった」とボソッと言っていました。「来年も絶対に行こうね。それまでにお母さんはベンガル語、紫乃は英語を、少しでも話せるようになっていようね。お話しができたら、もっともっと楽しいよ」と話しながら帰ってきました。
※宮崎さんは、東京でインド料理店を経営なさって居られます。昨年、シバの来日の際の報道でレインボーのことを知りました。今回は、囲碁が大好きな小学3年生の紫乃ちゃんと、おちびちゃんの茜ちゃんを連れてインドを訪問してくださいました。



新メンバー紹介
レインボー・ホームに新しく入ってきた兄妹です。
入ってきた時はなかなか慣れなくて、泣き虫さんでしたが、今は元気いっぱい!
ボランティアさんにもしっかり甘えています。どうぞ、よろしくお願いしま〜す!!
ロヒトゥ・シン
ROHIT SINGH  (ロヒトゥ・シン)
1999年6月3日
ルチ・シン
RUCHI SINGH  (ルチ・シン)
2001年3月18日



湯川れい子理事、インドに行く!(報告レターより)

 念願叶って、レインボー・ホームに行ってまいりました。1月11日に日本を発ち、12日にデリーから、コルカタに移動、お昼過ぎにレインボー・ホームを訪問しました。
 皆さんすごく楽しみにしていただいていたようで、待ちかねたように門を開けて下さいました。みんなすごく元気で、女の子たちが踊りを踊って歓迎して下さいました。その後、お庭で、一緒に行った人たちと子どもたちと遊びました。今回、私たちのグループをご案内下さったのは、インドに27年間も住んでこられた中村行明先生という日本のお坊様です。子どもたちは、行明先生の剃った頭をぺちゃぺちゃとたたいたりして、なんか良寛さんと子どもたちのような様相を呈していました。
 私も、写真で見てきたシバ君をはじめ小さい女の子や男の子から「ママ、ママ」と言われて、なんか初めて会った気がしなくて、とても嬉しかったです。子どもたちはみんな、瞳がいきいきとしていて、とても愉しそうだったし、とても健康そうでハッピーそうだったというのが、何よりの嬉しい印象でした。
 是非、機会を見つけて私自身が又行きたいと思いましたし、日本からの若いボランティアさんたちが、もっとどんどん行けるようになればいいなぁと思いました。




お久しぶり!絵美子アンティ

 おひさしぶりです。以前レインボーに長期滞在していた富田絵美子です。今回約1年半ぶりにレインボーを訪れてきました。大きく成長した子供達の様子を少し紹介したいと思います。
ホーリーは後始末が大変!

 3/25 インドでは恒例の「ホーリー」。その内容は、ただ色水を掛け合うというものなのです。しかし、インド人サンディープさんもその意味がわからないというなんともインドらしい?お祭り。しかも、無礼講なのでそれを恐れて町は店も閉まり、車も通らなくなります。大の大人も、犬も、赤やらピンクに染まっています。この日、レインボーの子供達も、幸運!?不運!?にも居合わせた『風に立つライオンの旅』や『インド心の旅』のみなさんと色水を掛け合いました。子供達は大きい水鉄砲を持ち、ここぞとばかりに大人たちを狙っていました。いつもならば、この時期はひどく暑いので、びしょびしょになっても笑っていられるのですが、今年は季節外れの大雨が降ったりでなんだか肌寒く、30分もしたら寒くて避難しました。
 存分に遊んだ後、子供達はシャワータイム。日本人は色がなかなか落ちず悩んでいるというのに、不思議と色落ちのよい子供達。っていうか、色が黒いので目立たないだけか??
 午後、旅のメンバーにいらした内科のお医者さんが、子供達のヘルスチェックをしてくださいました。栄養状態もちょうどよいということで、目立った病気のある子はいませんでした。でも、歯磨きがしっかりできていない子がちらほら。

モバイルクリニックに集まった人々  3/27 今日はモバイルクリニック(移動診療)の日。レインボー・ホームから離れた無医村に車を使って移動し、医療活動を行いました。昨日に引き続き、インドの旅のメンバーにも参加していただきました。この日来た患者さんはなんと300人。抗生剤や、痛み止め、お腹の薬が多く出ていたようです。

 4/2 子供達もテストが終わり、学校はしばらくお休み中。「アンティ!アンティ!」と呼ぶので何事かと思って行くと、ボーイズルームを掃除中にネズミの赤ちゃんを発見したとのこと。見ると、1cmたらずの5つ子。かわいそうだから日本人フロアで飼ってほしいというのです。う〜ん・・・・・子供達の気持ちは大切にしたいのですが、ネズミはちょっと勘弁‥。結局、大人たちに見つからないようにこっそりと倉庫に隠したのでした。

 4/3 今日も朝から大人たちに見つからないよう、ネズミの観察にかり出されました。しかし、ピントゥが子ネズミの足を切ったとみんなの非難をあびました。涙・涙
 午後、姉妹2人をつれた日本人親子が来られました。(6日まで滞在)。お姉チャンの紫乃ちゃんが通っている学童で流行っているというメンコを、たくさん作って持ってきて下さいました。お母さんがヒンディー語を話せると言うので、子どもたちに遊び方を説明していただき早速開始!すぐに夢中になった子供達。でもやはり、一番ムキになっていたのは五十嵐パパ!?

 4/4 紫乃ちゃんを交えて囲碁大会を開催。メンバーは、シバ、ラジュー、ラフー、アンジャリ、ビジャータ、マラ、ビクラム、ピントゥ、アシシ、デバシシ新入りシバムとスジャータ。しばらくぶりで見てみると、グンと腕を上げたのが、アシシとデバシシ。それぞれハンディーをつけたのですが、結局優勝は毎度のごとくシバでした。

ムチムチあかねちゃんはみんなの人気者  4/5 姉妹が来て以来、妹のあかねちゃんはみんなのおもちゃにされています。保育園児で色が白く、ムチムチとした日本人の子供は、インド人には、とてもかわいいらしい。しかも、レインボーの子たちは、子供といっても、なんせしぶとくパワーあふれるインド人なため、あかねちゃんが困ってしまうほどのしつこさです。
 この日は、2003年7月以来の、ちょっと怪しい体重計を使っての、体重測定もありました。どの子もぐ〜んと増えていましたが、見た目には太って見えるデバシシが1kgしか増えていなかったのがちょっと気がかりです。

 4/6 たくさん遊んでもらった紫乃ちゃんとあかねちゃんを、みんなの「ふるさと」の歌で見送りました。もちろん五十嵐パパのオカリナの伴奏つきです。
 夕食時、食べきれない魚を向かい側に座っているシュボにあげようとしていたサンジュ。マザーに見つかるとしかられるので、マザーの見てない隙をうかがい、まずは真向かいのピントゥの皿にポイッ!今度は、ピントゥがマザーの見てない隙に、隣のシュボの皿にポイッ!何事も無かったようにシュボは口の中にポイッ!この連携のよさ、なんとも笑えるひとこまでした。
 階段の昇り降りがすいすいできるようになったルパリ、一層おしゃべりのうまくなったプリアンカ、髪を伸ばし女性らしくなったマラ、ビジャータ、ボナリ、ピンキー、相変わらずわんぱくなディポック、ポテック、新顔のロヒットゥ、ルチ兄妹も口数は少ないとはいえ、よく遊び、食欲大盛です。レインボー・チャイルド32人、みんな元気満々です!!




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お知らせ


ボランティアさん大募集

 東京都府中市の事務所には、切手の仕分けに来てくださるボランティアさんが何人か集まるようになり、大量に届く切手もコツコツと整理されています。毎週曜日を決めて通って下さる方、近くまで来たのでと立ち寄って下さる方、「東京に来たついでに」と来られる方など、いろいろな方たちがお手伝い下さっています。
 「いつまで続くか自信がないし‥」「ほんの少しだけではご迷惑かもしれないし‥」「毎週は通えないわ」なんていう心配はいりません!仕事は簡単、しかも優しいお姉さん(?)が、丁寧に指導させていただきます。
 レインボー通信の発送やバザーのお手伝いなど、不定期のお仕事もあります。
 どうぞ、お気軽に!!ただし、事務所が狭いので、お出でくださるときには、前もってご連絡下さると助かります。先着○名様限定!なんて言える日を夢みてま〜す。


イベント情報 NPO活動紹介とチャリティーコンサート

 会員さんでなくても、ご参加いただけますので、お友達やお知り合いを誘って、是非たくさん、おいで下さい。

☆日時: 5月29日(日)午後3時から
☆会場: 府中グリーンプラザ6階 大会議室(京王線府中駅すぐ)
☆コンサート: 揚琴奏者; 沈兵 中国琵琶奏者; 費堅蓉
☆参加費: 当日2800円(前売り2500円)

*** 編集後記 ***
 俵万智さん主演の『カルカッタ』という映画を、ご存知でしょうか。先日、その映画を撮影されたときのことを書かれた『ある日、カルカッタ』という本を、図書館で借りてきました。
 その中に、マザー・テレサの施設でボランティアをなさったときの様子が書いてある箇所があります。

 「さっ、おしまい」と地面に戻してやろうとすると、木にしがみつく蝉のように、必死で手足をからめてくる。(中略)愛情の絶対量が足りない、ということを痛く感じつつ、いっぽうで彼らは確かに愛されているんだな、とも思った。そうでなかったら、こんなに素直に無防備に、人の腕の中にいたいと思わないだろう。シスターやボランティアの人たちの、日頃からの子どもへの接し方が、たとえ時間は短くとも、愛情溢れたものなのだろう。

 愛情が足りないという思いは、同じでも、この人はなんてやさしいものの見方をするのだろう、悲しい状況や辛い場面でも、彼女は否定からではなく好意をもって、肯定から物事を見ているのだなと感心しました。私も見習いたいと思いました。(五十嵐 志保)
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