レインボー通信

◆2004年7月5日発行
(第6期−第2号)


体育会系レインボー 〜楽しかった高尾山山登り〜

総勢18名で山登り

 2004年6月20日、来日しているシバとサンディープさんに山登りを体験させてやりたいという優しいおばさま達の企画(よけいなお世話?)で、高尾山山登りが実行されました。
 台風の影響で、全国的に雨模様の中、天気予報でも奇跡的に雨マークのない東京は、時折陽も射すほどで、風も爽やかな行楽日和。
 当日集まったのは、総勢18名。
 のんびり・グータラ、リフトで登るというキリギリス組と、地道にしっかり登ろうというアリ組に分かれて出発。
 途中、もう声を出す気力もないほどハアハアあえぐ太っちょ中年組を尻目に、シバ達小学生の足の速いこと。私たちは、何故か足腰の丈夫なもうすぐ老年組に労られながらやっとの事で登ったのでした。
お弁当を食べるシバ  頂上からちょっと下ったところにある茶店で、キリギリス組と合流。持参のおいしいお弁当をお腹一杯食べ、おいしい空気を吸い、緑の木の葉や流れていく白い雲を眺め、のんびりゆったりと命の洗濯をした1日でした。
 夕食は、荻窪でおいしい自然派カレーの会食会をたのしみました。山登りだけで帰った方もいる中、新たに加わった方もいて17名の会食会はワイワイ、ガヤガヤ。大きなナンもほうれん草の緑色のカレーもサフランライスもみ〜んなとってもおいしかった。せっかく山登りで減らしたばずの体重が…。
(余談)
「シバ、インドはいつもカレーやマサラのにおいがするでしょう?日本はそんな匂いがしないでしょう?山の空気は、おいしいでしょう?」
「???」
(シバには、カレーやマサラの匂いが混じっている方がおいしいのかな?)




両手を広げた男の子

シバ来日!


 第25回JAL杯世界アマチュア囲碁選手権大会のインド代表として、レインボーホームのシバが来日しました。
 今回の大会では、シバが最年少の出場者ということもあり、マスコミでも大きく取り上げられました。成績は64人中60位とふるいませんでしたが、ファイティング・スピリット賞とグッドマナー賞をいただき、インドへの良いお土産となりました。
 ホームに来る前、裸足でスラムを駆け回っていたこの子が、グッドマナー賞をいただいたことは、ボランティアさんや囲碁の先生達の暖かく厳しいご指導の賜物と涙が出るほど嬉しく思いました。

NPO法人国際エンゼル協会の皆様と

大会後もハード・スケジュールのシバ

 ホームの子どもの来日は初めてとあって、シバはどこでも大もて!
 岡山、兵庫、大阪、香川、鳥取、東京とあちこちの会員さん宅に泊めていただきました。
 そして、インドでは考えられないようなたくさんの経験をし、山のようなお土産と思い出を持って帰国しました。
 連日のハード・スケジュールに疲れがたまっているのでは…との大人達の心配をよそに、最後の最後まで元気一杯の笑顔を振りまいてくれたシバでした。


里親:加藤さん(当協会理事)からのメール

シバ

 シバ君が6月13日、保護者役のサンディープさんと囲碁の先生である久保さんと一緒に、兵庫県伊丹市にある国際エンゼル協会にやって来ました。初めて会ったシバ君は、笑顔がかわいらしくて人を惹きつけるような魅力のある男の子でした。
 シバ君を囲んでの交流会では、約100人くらいのエンゼル協会のボランティアの人達を前に、しっかりと自己紹介をし、とても落ち着いて堂々としていました。ボランティアの人達からもたくさんの質問がでて、楽しい時間を過ごしました。
 「一番好きなものは何?」という質問には「やっぱり囲碁を打つこと」で、将来何になりたいかと聞かれると、「警察官」と言っていました。
 シバ君はたくさんの大人の注目を浴び、言葉もわからないので、少し困った様子でしたが、サンディープさんが通訳やフォローをしてくれ、シバ君のことが一層身近に感じられるようなお話しもでて良かったです。
 また、久保さんが、囲碁について、わかりやすく楽しいお話しをして下さいました。すばらしいお話しをしてくださった久保さんには、本当に感謝しています。

 その後、二階堂建人君とシバ君と同じ9才の日本の男の子がお母さんと一緒に来て、久保さんも交えて2時間あまり対局しました。彼は以前、週刊囲碁に載ったレインボーの記事に興味を持ち、今回シバ君がインド代表に選ばれて倉敷に来るということを知って、わざわざ倉敷にまで行ってシバ君と対局してきたということです。普段は子どもらしい9才の男の子達が、いざ勝負となると真剣な表情で近寄りがたいほど集中していました。
 まだ、幼さの残る小さな子ども達が、囲碁盤をはさんで真剣になっている様子は、何だか見ていてほほえましく、言葉は通じないながらも、囲碁を通してしっかり対話しているという感じがしました。

 その日は、シバ君とサンディープさんには我が家に来て泊まってもらったのですが、家に着くなり、9才の長男がキャッチボールをしようとシバ君を近くの公園に誘い、みんなで公園で遊びました。シバ君は、クリケットをしているというだけあって、すごい速いボールを投げ、うちの子もびっくりしていました。夕食後も、ベイブレード(こま回し)をしたり、パソコンで囲碁をしたり子ども同士で言葉も通じないのにほんとによく遊んでました。
 たくさんの大人の中で緊張していた様子のシバ君ですが、うちの3人の子どもたちと一緒に遊んでずいぶんリラックスできたんじゃないかと思います。




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トピックス


ベンガル語のアルファベット絵本がホームに

 JBBY(社団法人日本国際児童図書評議会 )から、コルカタのレインボー・ホームへ、ベンガル語のアルファベット絵本が届けられることになりました。JBBYは子どもの本に関する国際交流を通じて、子どもの本の本質を高め、読書活動を促進し、これによって子どもの健やかな成長に寄与することを目的として活動を行っている団体です。
 ベンガルに生まれ育った子ども達には、自分の使っている言葉を大切にし、美しいベンガル語を使えるようになって欲しいと思っています。


三浦光世さん講演会

三浦光世さん講演会

 5月23日、三浦光世さんをお招きし、『妻(作家)故・三浦綾子と歩んだ40年』の演題でチャリティ講演会が行われました。会場のある府中市の市民をはじめ、遠方からもたくさんの方がおいで下さって大盛況でした。4月に80才になられたという三浦さんは物静かな素敵な紳士で、数々のエピソードに交えて歌あり、笑いありの講演に、会場はとても和やかな雰囲気に包まれました。


ご本人のご了解をいただき、当日の講演テープを頒布いたします。ご希望の方は当協会までご連絡ください。1本1,000円+送料140円。


*** 編集後記 ***
  「インドからシバが来るよ」のニュースに、我が家ではみんなワクワクしながらその日を待っていました。なかでも、一才違いの末娘の明日香は、どんな子が来るのかな、なんて話しかけたらいいのかなと毎日悩んでいました。
 初めて会ったシバは、色が黒く、目がぱっちり、長いまつげがカールしたとてもかわいいお人形のような男の子でした。案ずるより産むが安しのことわざ通り、会って一時間もすると明日香とシバはとても仲良くなりました。その夜は、一緒に食事をしただけで、里親さんのお宅にお泊まりするシバとしばしお別れ。
 翌日、府中市にある囲碁倶楽部でのイベントに、学校の行事があって遅れていった明日香をシバは大喜びでハグ(抱擁)で出迎えてくれました。そして、自分が座っている椅子を半分空けて、そばにすわるようにと言います。囲碁倶楽部の子ども達は、大の仲良しの二人を見てびっくり。この二人はどういう関係なの?と興味津々です。
 そこで、私が「シバは私の子。明日香はシバの妹なのよ」と説明しました。子ども達はびっくり。「本当なの?本当に二人ともおばさんの子どもなの?」
 でも一番びっくりしたのはシバでした。「違うよ!明日香は妹じゃないよ!」「だって、二人とも私の子でしょ?だからシバはお兄ちゃん、明日香は妹でしょ?」「明日香は妹じゃなくて弟だよ!」これには、明日香も私も大爆笑。確かに、明日香は洋服も帽子も態度も男の子だものなぁ〜。(五十嵐)
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