レインボー通信
◆2003年10月16日発行
(第5期−第3号)
グランドパパと子ども達
8月27日から9月24日までの1ケ月間、囲碁のボランテイア教師として、兵庫県の久保義宏さん(64歳)がしインポー・ホームに滞在して下さいました。
久保さんは経営管理や人事管理などのお仕事をされてきた、とても経験豊富な方で、その経験や知識を人に押しつけるのではなく、ゆったりとした笑顔で接して下さる素晴らしい方です。囲碁を習う子ども達は、久保さんのことをグランドパパ(おじいちゃん)と呼んで、とても親しみ、熱心に久保さんの話を聞いて勉強していました。
久保さんは子ども達に、「囲碁を習う上で基本的な3つの心得を守るように!」指導されました。
1、『お願いします』『ありがとうございます』と言って、お互いを敬う気持ちで囲碁を打つこと。2.静かに勉強して、静かに対局すること。3.終わったらきちんと後かたづけをすること。
この3点を守れない子は1週間の囲碁禁止と決まりました。しかし子ども達のおしゃべりや自己主張はいつもフルパワーですから、当然この禁止を守れなかった子もいます。ピントゥとデバシスのやんちゃ組は特にです。
久保さんは一時帰国されましたが、11月中旬にはまた、レインボー・ホームに戻って来て下さるそうです。帰国の日には、囲碁を習っていない子どもからも感謝の手紙やお絵かきをもらうほどで、人徳というのは理屈抜きで子どもに達にも伝わるものなのだと思いました。(池田駐在員記)
☆現在は東京都の石浜義明さん(49歳)が、久保さんと交代で子とも達に囲碁を教えてくださっています。
 *絵美子姉さんからの報告*
8月15日独立記念日
この日、子ども達は学校もお休みで、早々にシャワーも済ませ記念のお祭りをしました。庭に、インドの国の形を花で描いて、その中心で国旗掲揚。そして揚がったところで花びらが散るという、何ともにくい演出まで!最後は国歌を唱いました。午後からは子ども達が楽しみにしていた動物園への遠足。
いざ出発!のその前に…
楽しみにしていた動物園。いざ出発!と、その前に私たちには大きな仕事がありました。「おにぎりづくり」言い出したのはもちろん五十嵐パパ!インド米で作るのは無理だ!という私たちの意見も押しのけて大量に炊きあがった米を前にとりあえず作り始めました。握っている側からポロ・ポロ・ポロ…こぼれている米もバカにならないほど。「まっいいよね崩れたのは味見ということで!」と、女3人に男1人。「いやぁ結構おいしいね」オイオイ作るより食べてる方が多いのでは!?と、こんな調子で約2時間おにぎり作りに専念し、なんとかお米の塊が人数分完成し、ホーム滞在中の監事安野パパも一緒にいざ出発!
見学は列になって
動物園に着くと列になり、さぁ見学!象に始まり、キリンや猿、熊…。何故か大量にいる鳥たち。そしてなかなかの人気を集めていたのは蛇ゾーン。何処にいるの?というほど小さなモノから、コブラなどの大きなものまで盛りだくさん。大興奮をしているインド人をよそ目に、「やはりインド人は変わってるなあ」と思つていた私。ここの目玉、ホワイトタイガーはのんびりプールに浸かつており、それを見終わった頃には子ども達もお疲れ気味になってしまいました。
おにぎりのゆくえ
ということで、待ちに待ったお昼ご飯!おそるおそる袋を開けてみると…やっぱりつぶれていたおにぎり。まーしかたない、別に持ってきた海苔を下に敷いてその上にポロポロになったご飯、そしてマザーが持ってきたカレー。唯一無事だったゆで卵。「あれ、これっていつものご飯と変わらないじゃん…。」と作った4人で顔を見合わせてしまいました。
ラストはハンカチ落とし
食事の後には、五十嵐パパの提案でハンカチ落としをやることになりました。子ども達が喜んだのはもちろんですが、動物園に来ていた一般のお客さんたちがナンダ?ナンダ?と集まり、人垣ができてしまい、みんなで笑ったり、教えたりして楽しみました。帰る時は遊び足りないといった威じの子ども達ですが、バスに揺られるとみんなが夢の中。きっといい夢が見れたのではないでしょうか。
ムハマド・ザベッド (男) 2000年3月17日生
小柄で走り回っては、よく滑ってころぶ。毎朝、制服に着替える時には「自分でやる!」といつて頑張っているが、ゆっくりなので、リリーママには遅すぎる!と怒られたりもする。最近はクリケットがお気に入り。
アタヌ・ムカジー (男) 1995年9月29日生
眼がくりくりで、前歯が抜けていて声が甲高い。まるでお人形さんのような男の子。
服のボタンをきちんと留めたり、衿を正したり、となかなかのおしゃれさん!
お誕生日
子ども達の中には、事情により生年月日が不明なままの子達がいました。今回アシスとデバシス兄弟と双子のナミタ、ディリップに誕生日が決まりました。今度からこの日は、他の子達と同じように、みんなに祝福される日となります。
アシス 1995年11月11日
デバシス 1996年10月10日
ディリップ&ナミタ 1997年6月12日
 お知らせ
絵美子姉さんありがとう
長期ボランテイアで、子ども達のお世話をしてくださっていた富田絵美子さんが、この度帰国されました。任期中は、看護婦として子ども達の健康管理をしてくださったほか、メーリングリストで、子ども達の様子をわかりやすく伝えて下さいました。
絵美子さんと過ごした時間は、子ども達にとって、暖かい思い出になることと思います。
イベント情報
この秋レインボー国際協会では、身近な地域でのイベント参加や企画をしています。お手伝い下さる方、遊びにいらしてくださる方、こ連絡お待ちしております。
10月26日 ナマステ インディア2003 at 築地本願寺 チラシ配り
11月9日 武蔵小金井教習所チャリテイーフリーマーケット
11月22日 府中市NPO祭り フリーマーケット
12月6日 チャリティーコンサート&ナイトバザール at カフェスロー
*** 編集後記 ***
このところ、レインボー・ホームにボランティアで滞在してくださる方が増えています。囲碁や、さをり織りのように、専門の人が滞在して、子ども達に直に指導してくださることもありますが、子ども達をただ抱きしめてくれて、一生懸命遊んでくださる方がたくさん来てくださいます。親元を離れてしインボー・ホームの子になった子ども達ですが、今はたくさんの家族に囲まれ、多くの方の愛情を受け、すくすく育っています。
この子たちが大人になった時、皆さんから与えられた「無償の愛」を、彼らの周りにいる、それを求めている人に与えられる子になってくれれば嬉しいと思います。
そして私たち大人も、子ども達からもらうパワーを、誰かにそっと分け与えることのできる人でいたいものです。こんなことを考えるのも人恋しい季節になったせいでしょうか。はたまた年のせい・・・?(西川)
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