レインボー通信
◆2001年12月15日発行
(第3期−第4号)
レインボー・ホーム一周年記念式典
2000年11月11日、レインボー・ホームがオープンして一年経ちました。それを記念してカルカッタでは、同じく11月11日に一周年のセレモニー及びイベントが行われました。
今回は、アメリカの同時多発テロとアフガニスタン問題で、多くの方が渡印をキャンセルしたため、日本からの参加者は少なかったのですが、マザー・テレサのところでボランティアをしている日本人メンバーが、たくさん参加してくださいました。
当協会代表、五十嵐の祈りでスタートした記念式典は、今年8月19日に他界した小田貞子先生への感謝、オープンしたばかりの不十分なレインボー・ホームで働いてくれたボランティアやスタッフ、そしてクリニックのお医者さん方に感謝するものでした。
レインボー・ホームの子ども達が通う小学校や近くの学校から、たくさんの子ども達が来て歌や踊り、劇やパントマイムを披露してくれ、とても心がなごみました。
昨年のオープニングに続いて、今年も日本から歌手の白倉利恵さんが参加し、その熱唱にみんな楽しく盛り上がりました。今回の「インド心の旅」のメンバーの葛飾柴又のスーパー姫こと大場栄子さんとのピンク・レディーは本物そっくりで息もピッタリ、最高に受け、受け。子ども達もステージに上がって、会場はほとんど興奮状態でした。
 レインボー・ホーム 最近の出来事
ギータ、2番目のお母さんになるか
レインボー・ホームに子どもが増えて、お母さんのリリーだけではたいへん。3ヶ月前からリリーのアシスタントとして、ギータという女性がホーム・マザーのトレーニングを受けておりました。果たして続けることができるかどうか、様子を見ていましたが、最近気持ちが決まったようです。12月中に本採用になる予定です。
子ども達は15人
正式なホームの子どもは10人ですが、その他にホーム・マザーのリリーの子ども、即ちシュボのお兄さんも最近一緒に暮らすようになりました。兄弟は一緒の方が良いよね。
その他に、ギータの連れ子が一人、保安要員のラビンドラの家族が、一部屋与えられていて、生まれて半年の子どもを含め3人、合計15人の子ども達がレインボー・ホームで一緒に暮らしています。そしてギータが本採用になったところで、12月中にもう2、3人の子どもを預かろうという話を、ウエスト・ベンガル州社会福祉局と進めているところです。
ボランティア
北海道の木根純子さんは、9月からレインボー・ホームでボランティアとして活躍しています。さすが子育て経験有りの道産子。リリーに負けない肝っ玉!朝6時に起きて子ども達を学校にやる準備で、彼女の一日が始まります。ご飯を食べさせて7時半、小さい子ども達を学校に送り出します。10時半に帰ってくると、子ども達のボディ・シャンプーと着替え、その後お姉ちゃんのマラが学校に行きます。その間、洗濯や縫い物、本当に働き者の木根ちゃん。里親ルームの台所はいつもぴかぴか整理整頓。これじゃ五十嵐パパ、台所を使えないじゃん!!汚したら怒られるし‥‥(ブツ、ブツ)
ディワリーの花火大会
カルカッタの新年は、ディワリーというお祭り、陰暦で今年は11月14日。街のあちこちに矢倉が組まれ、ヒンズーの神様が祭られ、カルカッタは三日間お祭りムード一色。お酒もないのに、音楽をがんがん流し、踊ったり捧げものをしたりみんなが酔いしれていました。
その夜レインボー・ホームでは、大花火大会。爆竹やロケット花火をみんなでガンガンやりまくりました。いちばん喜んでいたのは、リリーかな?サリーをものともせずはしゃぎまくっていました。ふだん肝っ玉母ちゃんの彼女も、この時だけはまだまだ遊び好きの、普通の22才の女の子に見えました。
駐在員、インドへ
レインボー・ホームの駐在員に、岩手県出身の池田俊司がきまりました。彼はインドの伝承医学アーユル・ベーダと薬膳料理を勉強してきた人です。
12月8、9日、レインボーにTAKAKO文庫を寄付してくれた諸田貴子さんの温泉付き別荘で追い出しコンパの後、翌日カルカッタに旅立ちました。近いうちに、メーリングリストにレインボー便りを送ってきてくれるでしょう。
レインボー・クリニック
レインボー・クリニックでは徐々にパソロジー認可のための医療器具が揃えられています。大阪在住の下間由利子さんの努力で、勤務先の松下電器から25万円のボランティア活動支援資金をいただき、ずいぶん助かりました。血液検査など器具を用いた治療が許可されると、レインボー・クリニックはいっそう貧しい人達のために役立っていくことでしょう。
純子ママ便り
≪レインボー・ホーム情報≫
2001年10月20日 子供達が通っている学校での催し物で、“インディアンカルチャープログラム”がありました。最初に、長〜い何だか偉そうな太っちょおじさんのスピーチと学校の創設者らしき人の写真に灯明、そしてレイをかけていました。
先生方のスピーチ、コーラスの後、やっとビカッシュの唄です!残念ながらビカッシュは後ろの列でしたが、私を見つけると笑って小さな手を振ってくれました。
その後、私達の居る観客席に来て座り、私が買ってあげたポテトチップスをほおばりながら、私の手をしっかりと握り、マラお姉さん、シバお兄さんのダンスを観て楽しんでいました。
さあ次は、マラお姉さんの出番です!とても綺れいに着飾って(民族衣装を身にまとい)しっかりメイキャップ!可愛らしく、そして“凛”としていました!さすが気丈で頭の良いマラ。感心、感心!
最後はいたずらっ子のシバ。あれは、きっとストーリーの中の悪役なのでしょう。一人、恐そうなメイキャップの大人が居て、7人位の子供達。その中にシバが!でも一番目立っていましたョ!シバ達子供も、すごーい恐そうなメイキャップと衣装で、手をわしづかみにしながら跳んだり、踊ったりと…人間を食べる仕草をしたりと。(なかなかの役者でした!)
帰りの車中では、マラとビカッシュは私の胸で“すやすや”疲れたのでしょう。緊張もしたのでしょう。インドのシステムのおもしろいところ!このプログラムは、学校主催で、小さい子ばかりなのに、PM5:30頃にスタートしたのです。(Home着、PM9:30)眠くもなりますよね。まあという事で、私はすっかり親バカになりきり、ステージの前、そして楽屋まで行き、沢山の写真を撮りましたので、皆さんどうぞ見てやって下さいませ。
レインボーホームの会員の皆さまの子供の“晴れ舞台”私が代理で観させて頂いたのでご報告させて頂きます。(ちなみに、マラやシバがやっていたのは、インドの昔話のドラマです。民族音楽、衣装、舞台照明とetc…、とても素晴らしく、本格的でした。)
(From 木根純子)
≪ドゥルガープージャにて≫ ※カルカッタの最大のお祭り(ヒンドゥー教)
2001、10月23日、大人も子供も、目一杯おしゃれをして(新しい服に女の子だけメイキャップ!)今日は、待ちに待った“ドゥルガープージャ”を皆で観に行く日。赤いランクルーの様な車をチャーターし、総勢子供13人、大人6人と寿司詰め状態の中、いざトリガンジーへ。沢山のハリボテ(とても大きくて綺れい。ねぷた祭りみたいなのだとご想像下さいませ。)のガーリー女神を観ました。それを見つけると子供達は大はしゃぎ。大通りに出ると電車やバス、バイク…大きいビルディングやいろいろなお店屋さんetc…。見る物、見る物、初めて見るかの様に“じゅんこアンティ、あれ何?”(と質問責めで…)とても喜んで居ました。私も少しベンガル語を勉強したので、会話がつながるとお互いに“にこにこ”っと!子供達が、私のベンガル語の先生ですね!そしていつも、私の心を癒してくれます。途中、ちょっとしたアクシデントが有り、車が故障。帰りの道中は二台のタクシーでという事に。
ここで“シュボ”のおもしろい、そして可愛いエピソードをひとつ!
「じゅんこアンティ、僕は赤い色が大好きだけど、赤い車は、動かないからダメだネ!」子供らしいキュートなエピソードでしょう。(私達が乗って行った車は赤だったから)会員の皆さまも“シュボ”の云う通り“赤”い車には気をつけましょう!(笑)
PM5:00過ぎに出発した為、ラッシュアワーにブッキング。帰路に着いたのはPM8:40。
疲れも何のそので、着くなり「お腹すいたぁー!」勿論皆な腹ペコです!スレッシュがGoodアイディアで移動式の屋台を呼んで来て(自転車を改造した様な)。子供達に振る舞ってくれました!そしてエッグロールも!
その後、スレッシュのバイクの後部座席に子供を順番に乗せて、レインボーホームの敷地内をゆっくり運転。子供は勿論、大人も大満足の一日でした。リリーお母さんやスタッフもリフレッシュした事でしょう!
ガーリー女神、五十嵐さん、スレッシュに感謝!
P.S.ドゥルガープージャ及びヒンドゥー教の事に関しては、説明すると長くなってしまいますので本屋さんへ行ってお調べ下さいませ。「ブークス・エソテリカ”ヒンドゥー教の本”」
トピックス
虹の見える風景 土田邦彦作品展2001
NPOレインボー国際協会の里親会員、画家の土田邦彦さんの作品展が、10月18日から朝日画廊で行われました。ヨーロッパのきれいな風景画の他に、インドのアグラ城を背景にした「水を売る少年」の絵が展示されました。
作品展の後、レインボー・ホームに売り上げの一部7万円と、この絵が贈られました。11月11日の一周年記念式典の時に紹介され、現在レインボー・ホームのホールに飾られてあります。
地震救援ボランティア
1月26日にグジュラト州を襲った大震災の被災者に対するボランティア活動として、9月から看護婦さんの田中つねみさん、野村由香さんの二人が、現地カウンター・パートFriends of Allの協力のもと、ブージで活動しておりました。しかし、アフガニスタンの戦争が始まり、また野村さんの帰国にともない、いったん休止となり、田中さんは現在カルカッタで待機中です。情勢が落ち着いたら、新しいメンバーで再開する予定です。
当方の呼びかけで被災地の子ども達のためにブロックなどのおもちゃを送ってくださった方々に心から感謝申し上げます。
10月、五十嵐が直接ブージに持参し、Friends of Allに届けさせていただいたことを報告いたします。
*** 編集後記 ***
以前「インド心の旅」のアシスタントを務めてくれた女の子、麻喜ちゃんが昨年結婚しました。
先日実家から電話があって、「一月一日が予定日、私、お母さんになるの」
その声はとても弾んでいました。電話しながら彼女がかつてメーリング・リストに載せた言葉を思い出しました。「子どもが〇才なら親も〇才、子どもが一才なら親も一才、一緒に成長していくのだから、あせらず楽しんで生きたい」
レインボー・ホームも生まれてやっと一才になりました。この一年、思うようにいかず苦しいこともありました。でも生まれたばかりで思い通りになる方がおかしいですよね。麻喜ちゃんが言ったように、自分もレインボー・ホームと一緒に成長していくのだから、あせらず楽しみながら、生きていこうと思いました。
すてきな元旦になりますように。(五十嵐)
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