インドからの便り:2004年5月


インドからの便り

■ 2004年5月27日「暑くなってきたインド」
こんにちは。レインボーホームの小西淳子です。
暑いですねえ。毎日。コルカタは日々、『熱い』です。
日本は梅雨に入っているんでしょうか。
5月も終わろうとしていますが、今月は本当に暑くて、雨もほとんど降りませんでした。体力に自身のあった私も体調を崩してしまいました。しかし、この時期なにも日本人に限らずインド人でも、体調を崩すようです。レインボーでも子供から大人まで、熱を出したり、食べた物を吐いたり。。。

 「なんでみんな体調わるいの?」と聞くと「だってほら、暑いから」と答えが。
私は勝手にインドの人は暑さに無敵だと思っていました。
やっぱり人間にとって40度というのは、つらいものなんですね。
またひとつ学びました。。

バロ☆チェレ「ザベド」(ベンガル語でよい男の子!)

レインボーで警備員の子供サティアムを除くと、一番小さい男の子になるのがザベドです。
さて子ども達は、フリータイムに時々ぬりえをします。
みんなぬりえが大好きなんですが、一度始めると色えんぴつは取り合う〜紙はやぶく〜けんかはする〜と大変な騒ぎになります。
しかしそんな中、ザベドは黙々と作業にはげみます。
真剣なまなざしで、嵐の中、一人静かに紙と向かいあっています。
普段から、おとなしい子というわけではないのですが、小さいながらも集中してやる!ということが出来る子のようです。そしてぬりえをした後も、散らかったえんぴつを一人回収してくれます。

そんな彼ですが、たまに不思議な日本語を話します。
「ワカリマシタ。ナインテンマシタ!」
”ワカリマシタ”はわかりましたけど、”ナインテンマシタ”はなんでしょうか。
よくわかりませんが、とりあえずコレを話しているときは、自信満々でとても嬉しそうです。

さてある日のシャワータイム。
男の子は屋上に服とタオルを持って行き、シャワーをします。
まだ小さい男の子は、アンダーパンツというものをはいておらずザベドもその一人です。
ですがこの日、シャワーを終えたザベドは、そ〜っと人のパンツをはこうとしていました。
そしてお母さんに見つかって、しぶしぶ自分のズボンをはいたんですが、少しして、ハッ!とザベドを見ると わざわざ自分のズボンをぬいで、またこ〜っそりと人のパンツをはいていました。
思わずプッと笑ってしまいましたが、ザベドもバレたことにきずくと照れ笑いしていました。
なんとも可愛らしいアンダーパンツに憧れる、バロ☆チェレでした。

バロ☆メイ「アポルナ」

腹話術の人形のような、パチクリとしたまあるい目が特徴の女の子です。
少し前まではよく、なわとびをしていました。
毎日毎日プレイタイムには、ピョンピョン跳ねて、滝のように汗を流し水を飲んではまた跳んでいました。本当に毎日跳んでいたんですが、最近めっきり見られなくなってしまいました。
やはり暑いからでしょうか。確かに40度の中で、なわとびは良くないですネ。

先日、ヒンディーソングをかけてダンスの時間をもうけたんですが、音楽が流れると、アポルナはまた滝のように汗をかきながら、1時間以上踊り続けていました。
さすがインドっ子というか、なんというか、そういう血が流れているんですねえ。思いつくまま上手に踊ってました。スバラシイ!

普段のアポルナはと言うとホームマザー、ギータお母さんの働く姿をじっと見ていて、掃除をしているときには さっとマットをよけてみたり、ドアを開けたり、小さな自分に出来るお手伝いをします。そして寝るときは寝る!食べるときは食べる!とグズらず手のかからない子のようです。
よく大人の冗談をまにうけて、泣いてしまうとカワイイところもありますが、またすぐ泣きやんで、目をくりくりさせて笑っています。
一つのことを、とことん汗だくになってやり続けるバロ☆メイでした。

■ 2004年5月3日「インドの学校生活」
こんにちは。レインボーボランテイア小西淳子です。
さて、もう四月から新学期がスタートしていますが、スタートする前にインドの学校では新しい本にブックカバーが必要です。私立の学校でも、公立の学校でも、とにかくインドでは、本に学校の名前などの入ったカバーをつけなくてはいけないそうです。
このカバーと名前を書くラベルを学校から買って、本のサイズに合わせて切り、セロテープで貼りつけるんですが、これがなかなか大変で時間のかかる作業で、教科書だけでなくノートにもするんです。1人30冊以上あるものを31人分しないといけないわけで、毎年の新学期シーズンの大仕事です。
家庭教師の先生に、マザーに、大きい子供たちも手伝って作業を行います。
そして学校が始まって先日、すべての本のチェックがあるということで、子供たちはリュックに全部の本をつめて後ろにそり返りそうになりながら学校へ行きました。
なくてもよさそうなシステムなんですが、ね。

さて、レインボーホームの子供たちを、私なりにご紹介したいと思います。

バロ☆メイ「アンジェリー」(バロメイはベンガル語でよい女の子!)

4月29日私は、レインボーで一番大きい女の子アンジェリー1人が通う女子校へ一緒に行ってきました。まだ新学期は始まっておらず、その日はテストの結果をとりに行くための、登校日でした。
朝アンジェリーは私に「今日はジーンズはいて!」と言ってきました。
「え。そんなの暑くて持ってきてないよー。パンジャビじゃだめ?」
「ノー!!」
「へ?なんで?パンジャビ嫌い?今アンジェリーも着てるのに?」
「これはグッドカラー!アンテイーのはノーグッドカラー!!」と言われてしまいました。。
この時、彼女が着ていた色は黄色。私のはこん色でした。
他に私が持っているものも、青だったり緑だったりとアンジェリーにはノーグットカラーなものでした。いやあでもやっぱりインド人の濃い顔ならいいけど、日本人の薄い顔じゃ派手な色は負けちゃうよな〜と、私は地味な色ばかりでした。しかし最近、赤いパンジャビを買ったのを思いだし「赤いのあるよ!」と言うと「まず見せて!!」と。
そしてチェックをしていただき、しぶしぶOKをもらいました。

 学校へ行くと沢山の子が、親と一緒に来ていました。
そういえば私も中学生くらいの頃、参観日にお母さんが着てくる服が気になってワーワー言ってたなあと思い出しました。

さてこの日はテストの結果が返ってくるということで、アンジェリは不安げで「あー!ドキドキするー!どうしよー」とペラペラしゃべっていました。私は私で、校舎内の人の多さに(やっぱインドは人口多いなあー)とひたすら関心。そしてしばらく待って結果が渡されると、かなり良い出来だったようで、本人も驚いて喜びのあまり、廊下でこけていました。
これがアンジェリーなんですねー。とても分かりやすいです。
また不安な時も、うれしい時も、怒ったときも、よくしゃべります。
大きい子ですが 我慢せずにしっかり甘えてきますし、また小さい子が泣いていればだっこしてあやし、おねえさんらしいところもしっかり持っています。
というとても喜怒哀楽のはっきりしたバロメイでした。
Rainbow International AssociationTOPへ