インドからの便り:2004年4月


インドからの便り

■ 2004年4月19日「ボランティアより」

こんにちは。
レインボーホームに一年ボランテイアでおります、小西淳子です。
コルカタへ来て2ヶ月、そろそろこちらの生活にも慣れてきたのでわたしもレインボーでの子供たちについてみなさまにコルカタ通信を出したいと思います。
1ヶ月に2、3回という少し不定期な、ちょっと性格が出てしまいそうな?おたよりになりそうですが、こちらでの日々の様子をお伝えしたいと思います。

 さて今レインボーで子ども達は、プレイタイムにいくつかのおもちゃを使って遊んでいます。クリケットのボールにバットなわとびとありますが、小さい女の子達はまっ先になわとびを持っていきます。もちろん飛んで遊ぶのに使う子もいますが、その他の用事で使う子がいます。何に使うのかといいますと、これを腰にくるくる巻いてサリーのまねをして遊んでいるんです!特にこれが好きなのは、スシュマやリーマです。

 インドの女性はご存知の通りサリーをいつも着ていて、まだ一人前でない女の人はパンジャビという衣服を着ていますが、洋服を着る女性は都会で少々見られるくらいで、日本の着物とは違ってほとんどの人が この民族衣装を身につけています。
こんな風に大人の女性がステキにサリーを着こなしているので、小さい女の子たちはとてもサリーに憧れをもっています。
長い布やなわとびのひもを使っては、腰に巻いてとても嬉しそうです。
ああ、こうやって文化が受け継がれていくんだなあ〜としみじみ思いました。
そして日本の着物を思うと、さびしい気もします。
サリーにも多少、不便なところはありますがそれでもやっぱりインドの女性はサリーが好きです!
むじゃきに遊ぶ子どもたちの姿を見ながら、日本の文化について考えてしまいました。。。
着物だってすてきだよなあ〜

■2004年4月15日「ルパリ、プリアンカの学校初体験」
レインボーホームの池田です。

今週の月曜日から、12人の子ども達がミッションスクール(Blue Bell School「青い花−ツリガネズイセン−学校」)に通い始めました。

マラ(5年生)、ビジェータ(5年生)、シバ(4年生)、ラジュー(4年生)、ラフール(4年生)アシス(3年生)、デバシス(3年生)、ディリップ(1年生)、サンジュ(1年生)、スボ(1年生)、ルパリ(幼稚園クラス)、プリアンカ(幼稚園クラス)の計12人です。

このうち、ビジェータ、ラジュー、ラフール、アシス、デバシス、サンジュ、ディリップの7人は入学テストの結果、学習能力および学力が高く評価されて、それぞれ1学年または2学年ジャンプアップする事になりました。
2学年ジャンプアップしたのはラジューとアシスの2人です。

ルパリ、プリアンカの2人はホームから学校に通うのは初めての体験です。
月曜日の初登校の日は、私とボランティアで1年滞在して下さる小西淳子さんも、子ども達と一緒に学校に行きました。
学校に通い慣れている子は、新しい学校と制服に興味津々でしたが、ルパリ、プリアンカの2人は『何処に連れて行かれるのか?』と、少し緊張気味でした。
特にプリアンカは表情も硬く、動作もあまりありませんでした。要するに体全体が硬くなっていたという事です。
ルパリは学校に着いたら教室の中や先生達に興味津々になり、他の生徒に話しかけたり遊びをせがんだりし始めました。
ですがプリアンカの表情は硬いままです。

私と小西さんは校長先生と雑談した後、授業風景を見学してから子ども達よりも早くホームに帰りました。

ミッションスクールの子ども達がホームに帰ってきたのは午後1:30頃でしたが、ルパリはみんなと一緒に、いつも通り明るく元気に帰ってきました。が、プリアンカはマラお姉さんに手を引かれて硬い表情のまま帰って来ました。
それでマラに「ルパリとプリアンカはどうだった?」と聞いたところ
「ルパリは遊びすぎ!お喋りばかりで話しを聞かないの。」
「ふ〜ん・・・・で・・・プリアンカは?」
「うん・・・・この通りよ。・・・話さない、動かない。まるでお人形さんみたいよ。」という事でした。

そう言われると、プリアンカがホームに来た頃の事を思い出しました。
彼女はお兄さんのサンジュとお姉さんのピンキーとだけ話しをして、他の子や大人達とは話しをしませんでした。
(プリアンカがホームに入ったのは、サンジュとピンキーより後です)

食事の時も、食堂の真ん中に胡座をかいてドカッと座っわり、背筋をピンと立てて両目をパッと開いて、身動きせずにジッと周囲を観察しているようでした。
その姿は小さな体ながら、聖者らしき威厳すら感じたほどです。
話しかけて抱っこしようとすると、大声で泣いて唾をペッ!と吐き付けて抵抗する子でした。
ですが、それも1ヶ月くらいもすいるとルパリ、サッティアムとも仲良しになり、元気に動き回るようになりました。言葉を覚えるのも早くて、頭の良さを感じさせる子でした。

初登校で無言、無表情だった事を聞いて、ホームに来た頃の事を思い出しましたが、今度はマラ姉さんやビジェータ姉さん、サンジュ兄さんも一緒です。
しかも元気印で仲良しのルパリが同級生ですから、学校の環境にもすぐに慣れて、頭の良さを発揮してくれると思います。

因みに実兄のサンジュは、英語学習に対応出来る学習能力を評価されて、1学年ジャンプアップしました。
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